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公共施設
大濠公園能楽堂
ボクがいろんな街を歩いて見てきた中でも、水と緑に囲まれたこの福岡の建物は実に味わい深い代物だ。設計を手掛けた大江宏は、大小の正方形の棟を少しずつずらして配置する「雁行(がんこう)配置」を使って、建物の中を歩く時間そのものを演出している。玄関から広間や広縁を通り、歩廊を抜けて能舞台へと向かうアプローチは、まるで上質な回遊式庭園を巡るかのように刻々と景色が移り変わる。鉄筋コンクリートの近代的な造りの中に、総檜造りの凛とした舞台や書院風の木軸構造が巧みに組み込まれていて、歩を進めるごとに日常から非日常へと気持ちが高揚していく見事な空間だ。
タテモンの解説には間違いが混ざることがあるよ。
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